セファレキシンについて

セファレキシンは細菌感染症の治療に使われる薬でペニシリン剤と比べより広い範囲の細菌に効果があります。
細菌とウィルスって実は別物だという事をご存知ですか？ウィルスは犬の細胞の中に入り込み遺伝子を直接書き換えてそこでウィルスを量産し、準備が整えば一斉に新しいウィルスを放出しまた新しい細胞に侵入し増殖を繰り返します。それに対し細菌は分裂する事で増殖するので1つの菌が2つに、2つが4つにと時間の経過と共にその数を増やします。
よって細胞の細胞膜を破壊し細菌分裂を阻害するセファレキシンは分裂もしなければ細胞膜を持たないウィルスには無効という訳です。ですがウィルス疾患でも抗生物質を投与するのは細菌による二次感染を防ぐ為なので意味の無い行為ではありません。
セファレキシンはウィルスに対する効果はありませんが細菌によって引き起こされる様々な症状に効果的に作用するので歯周病、外耳炎、膿皮症、鼻炎等の治療に幅広く用いられています。
また抗生物質の注意点としてよく挙げられる「使用期間の厳守」ですが薬の誤った使い方や過剰な服用によって細菌が耐性を持つ事を防ぐ目的もあります。これは人間にも言える事でもあり院内感染の原因菌としてよく知られる「MRSA」がその代表で、細菌に対して効果のあった抗生物質が効かなくなる事を指します。
もちろん正しく扱えば効果的に細菌感染症を治療する事が可能なのでセファレキシンで犬の不調を一刻も早く取り除いてあげたいものですね。　

セファレキシンの効果・効能・有効成分

セファレキシンは広範囲なスペクトルを有するセファム系の抗生物質で殺菌力に優れグラム陽性菌を中心とした細菌が原因となる様々な感染症に効果的に作用します。他にも一部のグラム陰性菌にも有効とされています。
高い殺菌効果を活かし皮膚、泌尿器、呼吸器、骨・関節系の治療薬としても用いられますが寄生虫、ダニ、ウィルス、真菌が原因となっている感染症には効果がありませんのでご注意下さい。

• セファレキシン

ペニシリン剤と同じく細菌の細胞壁を破壊し細菌を死滅させる効果がありますが犬の細胞への影響は全く無いので、抗生物質に対するアレルギー症状の他にはほとんど副作用の無い安全な成分です。現在ではショック症状を起こす危険性が少ないのでこのセファム系が抗生物質の生産量の大部分を占めています。
ウィルス性の感染症には効果はありませんが細菌によって引き起こされる二次感染やその予防にも用いられます。
(有効な菌種)ブドウ球菌、レンサ球菌、大腸菌、腸球菌等
(無効な菌種)緑膿菌、変形菌、セラチア等

セファレキシンの安全性について

セファレキシンはケフレックスのジェネリック医薬品です。
この薬は細菌を殺菌するお薬で、割と広い範囲の細菌に対して有効です。

セファレキシン(ケフレックス)の主成分はセファレキシンで、セフェム系第一世代の代表的な抗生物質です。
副作用が少ない安全性の高い抗生物質で、ペニシリン系の抗生物質に比べてもアレルギー症状が出にくいのが特徴です。

ウイルスや真菌には効果がありませんが、呼吸器や耳鼻科の領域で幅広く使われています。

犬の治療においても、皮膚や泌尿器系、呼吸器、骨や関節などの細菌感染の治療に用いられています。

セファレキシン(ケフレックス)投与による安全性が気になるところですが、人間においては外耳炎や中耳炎、副鼻腔炎、急性気管支炎といった子供によく見られる疾病にも用いられますので、安全性については問題ありません。

ただ殺菌作用により腸内細菌のバランスが崩れることによって、副作用として下痢の症状はよく見られます。

セファレキシンの使用方法・飲ませ方

犬の体重1kgに対し15mgを1日2回7日間経口投与します。薬の間隔は必ず10時間あけて下さい。また用法用量は犬の症状によって異なるので必ず獣医の指示に従ってご使用下さい。
普段与えているフードに薬を混ぜるとこれを機会にフード自体を食べなくなるリスクがあるのであまりお勧めしません。薬を嫌がる犬にはチーズは柔らかいパンに包んで与えると比較的スムーズに投薬出来ます。それでも拒否する場合は薬を粉末にしジャム等に混ぜ指ですくい犬の上あごに塗ると自然に舐めてくれます。

セファレキシンの副作用

むくみ、目の充血、めまい、息切れ、血圧低下、下痢、かゆみ、発疹、吐き気等があります。
稀にですが重篤な副作用として腎不全、血液障害、大腸炎、皮膚障害の報告もあります。
腎臓疾患のある犬や老犬は特に副作用が出やすい傾向があるので用法用量に配慮して下さい。
上記以外でも何らかの異常があればすぐに使用を中止し本剤を持参の上獣医の診察を受けて下さい。

セファレキシンの注意点

• 直射日光を避け冷暗所で保管する。
• 小児の手の届く場所に置かない。
• 喘息・蕁麻疹等のアレルギー性の持病がある犬や妊娠中の犬への使用は慎重に行って下さい。
• セフェム系抗生物質またはペニシリン系の抗生物質に対する過敏症の既往歴がある犬への使用は控えて下さい。
• 耐性菌出現を防ぐために投薬期間は必要最小限にして下さい。
• 服用後2~3日経過しても症状の改善が見られないまたは悪化する場合は獣医に相談して下さい。
• 服用中は尿糖検査の数値が正確に出ない可能性があります。

セファレキシンの口コミ感想をまとめています。

セファレキシンを使用したことがある飼い主さんの「良かった口コミ」「悪かった口コミ」をそれぞれチェックして購入前の参考にして下さい。

重度のアレルギー持ちなのでステロイド剤と抗生物質を継続して服用しています。犬の体は大切ですが出来る事ならば費用を少しでも安く抑えたいと考えていたのでセファレキシンに変更。前の薬と比較しても劣る事の無い良い薬です。

ペニシリン系の抗生物質は副作用が怖いので比較的安全性の高いセフェム系のセファレキシンを購入しました。ゆるやかにですがうちの仔の症状に効いてくれているので安心して使っています。細菌性の疾患なら色々と使えるみたいですよ。

犬が食欲が無く尿の回数もいつもより多い事から「また膀胱炎？」と思い念のため買っておいたセファレキシンを投与しました。見た目的には元気になりましたが再発防止の為にもう一週間セファレキシンを飲ませようと思います。

商品の到着まで数日かかるから急な病気には対応出来ないのが個人輸入のデメリットだよね。セファレキシンもそうなんだけど普段から使っている薬はここで注文するとかなり安上りだから重宝しているよ。梱包状態も完璧！

以前通っていた病院では院外で購入した薬に関する質問を全く受け付けてくれなかった！今通っている所は理解があって先生と相談しながら使えている。膿皮症には欠かせない治療薬なのでいつもリピしています。

マラセブシャンプーを使っても痒みが治まらず愛犬は体を掻き毟るので色々調べてセファレキシンが良いとの口コミを発見！試した所これが効果てきめんで2日後には全く掻かなくなり順調に回復しています。けど思ったより到着まで時間がかかった。