犬のツメダニ症

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【症状】背中の大量のフケと赤い発疹が特徴

ツメダニ症の最大の特徴は大量のフケが発生することです。
特に背中によく見られます。
耳の後ろやしっぽの付け根、お腹などにも見られることがあります。
その他に赤い発疹や抜け毛も見られ、体の広範囲に及ぶ場合は痒みもその分激しくなります。

このフケを観察しているとわずかに動く場合があります。
これはそのフケの中にツメダニが潜んでいるためで、大きさは0.4㎜~0.6㎜ほど。
虫眼鏡などでツメダニを見ることができます。

【原因】イヌツメダニの寄生で起こります

犬に寄生する「イヌツメダニ」が皮膚上に寄生することで皮膚炎となることが原因です。
既に寄生されている犬や猫との接触やブラシやリードを介して、また周辺に潜むツメダニが寄生することもあります。

ツメダニの名のとおり体の前の方に大きな爪を有しており、その爪で皮膚を傷つけ体液などを吸って生きています。
皮膚上で交尾し卵を産み付け皮膚上で育っていきます。

主に猫に寄生する「ネコツメダニ」や主にウサギに寄生する「ウサギツメダニ」もいます。
「イヌツメダニ」を含めこれら3種類のツメダニは、それぞれが犬・猫・ウサギに寄生することができます。
猫と犬を飼っていて猫に「ネコツメダニ」が寄生している場合、この猫と接触した犬には「ネコツメダニ」が寄生し「イヌツメダニ」が寄生した場合と同じような症状が出ます。

【治療】薬剤入りのシャンプーや薬でダニを駆除しましょう

ダニを殺す成分が配合されたシャンプーを使ったり、殺虫成分を配合した薬をスポイト状のものから落滴させる方法が主です。
ただしツメダニの卵には効きませんので、やや長めにシャンプーや薬の落滴による治療を行う必要があります。

またツメダニは寄生していない状態でも10日間程度は死にません。
なので愛犬への直接的な治療のほかに、愛犬の住環境下において掃除を徹底して行ったり殺虫剤を散布するなども治療の一つと言えるでしょう。

【予防】ツメダニがうつるかもしれないのでブラシなどは共用にしないで

最も大切な予防法は、ツメダニが寄生している犬や猫との接触を避けることでしょう。
ブラシなどを他の犬と共用にしないことも予防法の一つです。

【注意】人間にもうつります

ツメダニは人間にもうつってきますが、犬の皮膚上と違って繁殖することはありません。
一過性となりますが、非常に激しい痒みに襲われることになります。

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