犬の続発性脂漏症(脂漏症)

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【症状】皮膚がカサカサになったり、痒みをともなう発疹や悪臭

脂漏症には、乾性脂漏症と油性脂漏症の2種類の種類があります。
乾性脂漏症は、被毛・皮膚が乾燥することにより脱毛が起こります。毛も薄くなる事が多く、カサカサの肌が見えてきます。
油性脂漏症は、乾性とは逆に被毛・皮膚が油っぽくなます。
皮脂が過剰に分泌されることにより、皮膚がべたつき・体臭がきつくなります。
また、大量の皮脂による激しいかゆみや、フケが大量に発生することもあります。
耳垢がベトベトになると外耳炎を併発する可能性もありあます。
油性脂漏症は重症化すると脂漏性皮膚炎を起こします。
痒みや皮膚への発疹、脱毛やかさぶたが見られるようになります。
脂漏性皮膚炎で痒がる場所は、耳・唇・胸・肘・陰影などで、アトピー性皮膚炎と酷似しています。

【原因】ターンオーバー異常による菌の増殖

脂漏症の原因は、甲状腺機能低下症・副腎皮質機能亢進症・ホルモン分泌異常・栄養障害・消化器系障害・膵臓疾患・外部寄生虫・アレルギー性疾患・皮膚糸状菌症・自己免疫疾患などさまざまです。
基本的に皮膚の角化と皮脂の代謝(ターンオーバー)が通常3週間程度のサイクルで起こっているのに対し、脂漏症では3日~7日と非常に早く起こってしまうことが原因です。
このターンオーバー異常を引き起こす原因として上記の病気が挙げられるのです。

過剰なターンオーバーによりマラセチア(酵母菌の一種)や細菌が繁殖しやすい環境になり、このマラセチアや最近が痒みの原因になります。

【治療】症状別にあったシャンプーで対応、原因の基礎疾患の治癒

乾性脂漏症の場合、保湿性のあるシャンプーとリンスを使用したグルーミングを行います。
フケが多い場合はフケを洗い流す用のシャンプーを使用します。
回数は決められた回数以上は行わないようにしてください。

油性脂漏症では、悪臭を抑制するシャンプーを使用します。
マラセチアによる皮膚の痒みは、マラセチアに効果のあるシャンプーを使用します。

激しいかゆみにはステロイド剤を使用するケースもあります。
基礎疾患がある場合の脂漏症では基礎疾患も同時に治療します。
ビタミン剤やサプリメントを使用し、ターンオーバーの調整を行います。

【予防】適量な脂質配合のドッグフードを与える

与えているフードが原因で栄養バランスが崩れホルモン分泌の異常が起こりターンオーバーに狂いが生じるようになります。
ですので、食事に気をつけていれば、栄養障害による脂漏症は防げます。

ドッグフードには脂質が多く含まれていたり、少なすぎたりする場合があります。
ドッグフードを手で握り離した場合で、手に油がつきベタベタするようなドッグフードは脂質分が多いフードになります。

また、しっかりとバランスよく栄養を摂取することにより、細菌や寄生虫に感染しても脂漏症が発症しない可能性もあります。

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